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三国峠樹海と大雪山。

日本には「三国峠」と命名される峠が数多くあります。
みっつの国(県とか市の行政区分)にまたがってることが多いのですね。

 

北海道の三国峠は、上川、網走、
十勝支庁にまたがった北海道で一番標高の高い峠です。
この峠を十勝側から目指してみましょう。

 

国道272号線を北上していきます。
広大な畑作地帯の中、士幌町を通過して上士幌町、
ちょっとした市街地を抜けるとそこはもう大雪山国立公園、
この国立公園は日本一の面積を誇り、神奈川県とほぼ同面積です。
その大部分が国有地であり、世界遺産候補にもなっている原始郷なのです。

 

三国峠樹海と大雪山。

 

かつては国道272号線に沿うように国鉄士幌線が通っていました。
私の高校時代、この周辺に住む級友達は皆通学に利用しており、
彼らの自宅へ遊びに行く時に利用したものです。

 

上士幌を過ぎると鉄道は音更(おとふけ)川の見事な渓流美の中をぬうように高度を上げます。
今になりこの鉄道跡をみると「なんてところにこしらえたのだ・・・」と
改めて開拓者達の苦行が偲ばれるのです。

 

鉄道は糠平湖(ぬかびら)という人造湖を経て終点になります。
この糠平湖前後に鉄道の橋の跡、
「旧国鉄士幌線 アーチ橋梁群(きょうりょうぐん)」が点在します。
まるで深い森と湖の中、古代ローマを思わせる橋の跡は北海道遺産に登録されています。

 

かつては鉄道と同じく、道路も糠平湖を過ぎたあたりで行き止まりでした。
ここから層雲峡方面に抜けるには林道で、
気の遠くなるような遠回りをして行かなくてはならなかったのです。

 

近年になりようやく開通した三国峠頂上からは
ウペペサンケ、ニペソツという二つの名峰と、
圧倒的としか言いようのない樹海を眺めることができます。

 

尚、このルートはエゾシカの生息数が多く、
明け方や夕暮れ時は飛び出しに要注意です!