十勝湖沼群と珍鳥と夕日。

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十勝湖沼群と珍鳥と夕日。

道内二位の流域面積を誇る十勝川、
その十勝川沿いに広がる十勝エリア、
太古の時代はほとんどが海でした。
海面が下がり陸地が現れてもしばらくは、
今の釧路湿原のような大湿原で、規模は更に広大でした。

 

やがて乾燥化が進み、現在のような平野になったのですが、
この十勝の海岸沿いはその頃の面影を残し、
大小の湖沼群を形成しています。
そしてその周辺は北海道でも珍しい様々な鳥たちの楽園になっています。

 

十勝の中心、帯広市から十勝川沿いを下って行きましょう。

 

ワインとドリカムで有名になった池田町の手前、
「千代田堰堤(ちよだえんてい)」という大規模な堰堤があります。
海から遡上してくるサケ・マスはこの堰堤で遡上を絶たれ捕獲されるのですが、
多くのサカナがこの付近でも産卵を行い生涯を閉じます。
その時期9月から12月くらいの期間、
そのサカナを狙って大型のオジロワシとオオワシがやってくるのです。

 

知床や根室でもよく観察されるこれらのワシですが、
帯広というそこそこ人口の多いエリアから近距離、
しかも車中から間近に観察できるというのは特筆ものなのです。

 

羽を広げると2メートル以上にもなるワシが、
サカナを奪い合ってむさぼり食う様は圧巻の迫力!

 

さらにこのまま十勝川沿いに下っていきます。
道路沿いの畑では、ハクチョウはもちろん、
タンチョウヅル、マガン、ヒシクイ、珍鳥ハクガンなどが、
いとも簡単に観察出来るでしょう。
北海道といえどもこれらの珍鳥が同じエリアで観察できるのはこの周辺だけです。

 

ただし年中というわけではありません。
ベストは降雪が根雪になる前の晩秋。
この時期の十勝は晴れの日が多く、感動的な落日に出合う確率も多くなります。

 

十勝湖沼群と珍鳥と夕日。

 

このまま十勝川を下っていくと豊頃町という町で川は終焉を迎えるのですが、
ここから海沿いに南下していくと前述した湖沼群が点在しています。
長節湖(ちょうぶしこ)勇洞沼(ゆうどうぬま)生花内沼(せいかないぬま)・・・
いずれも水鳥達の宝庫であり、
俗化されていない周辺環境はかつての原始北海道の面影を色濃く残しているスポットです。