石狩から留萌へ、鰊御殿と熊嵐のオロロンラインを行く。

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石狩から留萌へ、鰊御殿と熊嵐のオロロンラインを行く。

ヒグマ・・・
北海道に住む人、住んだことのある人ならば、
この動物には特別な感情があることと思います。

 

それは「恐れ」でありながらも、
彼らの事を語る時は、愛情や尊敬を伴います。
何故なら彼らは北海道大自然の象徴であり、
アイヌが「キムンカムイ」(山の神)と呼んだ、
北海道の自然の頂点に立つ動物だからです。

 

そんなヒグマ、動物園やクマ牧場では愛らしい仕草で人気ですが、
やはり猛獣であり、北海道の開拓者にとってはとてつもない驚異でありました。

 

このヒグマによる最大の惨事が苫前三毛別(とままえさんけべつ)事件です。
かなり凄惨な事件なので、詳細を知りたい方はこのリンクで。

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%AF%9B%E5%88%A5%E7%BE%86%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 

 

この事件は小説や舞台、TVドラマ化もされ、
知っている方もいるかも知れません。
特に吉村昭の「熊嵐(くまあらし)」が有名です。

 

 

 

 

札幌からこの苫前を目指してみましょう。

 

札幌民が夏に集う海水浴場が石狩浜、
この石狩浜から日本海沿いを北上していきます。

 

この街道沿いにも鰊御殿が点在します。

 

石狩から留萌へ、鰊御殿と熊嵐のオロロンラインを行く。

 

北海道の南端、松前や江差で賑わいを見せた鰊景気、
それは一種の北海道版ゴールドラッシュだったのでしょう。
オトコ達の果てしなき夢や欲望は、
難所積丹の神威岬をも越え北上を続けます。

 

そして神威岬をも越える難所が、石狩浜から北上した場所にそびえる暑寒別岳(しょかんべつだけ)。
日本海までせり出したその山塊は、
数々の海の荒くれ者達を拒み続けたに違いありません。

 

事実、近年になるまで、現代人をも拒み続けた難所でありました。
現在では「雄冬峠」という快適な舗装道路が開通し、
日本海の絶景と暑寒別岳の勇姿をみることができます。

 

石狩から留萌へ、鰊御殿と熊嵐のオロロンラインを行く。

 

この峠を越えると、海の向こうに天売島が望めます。
オロロン鳥と呼ばれるウミガラスの生息地として貴重。
それにちなみこのルートはオロロンラインと呼ばれ、
特に日本海の夕暮れを満喫しながらのドライブは最高!
夕日スポット的にには留萌の「千望台(せんぼうだい)」がオススメです。

 

留萌を越えると前述した苫前に辿り着きます。
街中には事件の様子を再現した資料館やメモリアルがあり、
当時の人々が厳しい環境の中、必死に生きていた事が偲ばれ、
万人の心にひしひしと迫ります。

 

それにしてもやはり怖いぞ、ヒグマ!