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小樽・余市、夢の残滓。

小樽といえば運河沿いの通りや、
明治時代の面影を残す街並み、
特に辰野金吾(たつのきんご)設計の旧日銀に人気が集中していると思います。

 

確かに魅力的な観光スポットですが、
私がオススメしたいのは、鰊御殿(にしんごてん)と呼ばれる建築物の数々。

 

これが小樽と余市に点在しています。

 

小樽・余市、夢の残滓。

 

この鰊御殿、網元一家と、多い時は何百人というヤン衆(漁師)、
そして飯炊き女が、同じ空間で寝泊りを共にしていました。
漁獲がピークの時は、もの凄い熱気と臭気だったと思われます。

 

栄華を極めた鰊景気も、
昭和30年に鰊が群来(くき)らなくなり、
一気に衰退していきます。
この時期には欲が渦巻く、人間ドラマが展開したんだろうなぁ…

 

鰊御殿の中には、戸隠忍者屋敷まがいの『隠れ部屋』がある屋敷もあって、
使い道は定かではないけど、

 

1、借金取りから隠れるため

 

2、ヤン衆の暴動から身を隠すため

 

3、越後屋との悪巧みの相談のため

 

諸説が入り乱れ、そしてどれもドラマ的で想像を掻き立てられます。
当時の熱気、また絶望が屋敷から、
生々しい息づかいと共に伝わってくような気がします。

 

 

 

 

もうひとつのオススメは、
余市のニッカウイスキー蒸留所。

 

小樽・余市、夢の残滓。

 

まだウイスキーが日本に浸透していなかった時代に、
竹鶴政孝氏(たけつるまさたか)が理想郷として選んだのがこの地、余市。
スコットランドまで赴いてウイスキーを学んだ氏は、
この土地にスコットランドと同じ匂いを、
嗅ぎつけたに違いありません。

 

清潔で美しささえ感じる所内は、
単なる蒸留所を越えた、異国の情緒と静かなる熱意を感じてやみません。